相変わらず落ち込んでいるけど、グリーフケアの本にあった「ただ一日一日を過ごす」ということを心がけたところ、少しできることが増えた。「何もできなくても、一日をを終えれば十分」と思っているときのほうが、案外色々できたりする。これは今回のことだけではなくて、ずっとそうだと思う。
周りから焦らされたりせっつかれたりしたほうがいい人もいるだろうけど、私は焦らされるのが嫌いだ。かえって何をしているのか自分でもよく分からなくなって、全部中途半端になる。一番難しいのは、自分で自分を急かさないことかもしれない。だからとにかく、何もできない時間もそのまま受け止めている。
幸いなことに11月に大事な試験があって、それに向けて準備をしなければいけない。悲しいことがあって試験も落ちて……という結果になると更に落ち込みそうなので、少しずつでもテキストや問題に目を通すようにしている。
大事な予定があってよかった。暇だったらもっと考えすぎていただろう。悲しみとは違う方向に心を向けられる時間があって、なんとか日常生活を送れている。