なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

「恋は雨上がりのように」の話

※途中映画「恋の雨上がりのように」のネタバレあり

 


鈴木瑛美子×亀田誠治「フロントメモリー」映画「恋は雨上がりのように」主題歌

 

今日は☆100個つけたい映画を久しぶりに見直した。

恋は雨上がりのように」、原作に所々変更を加えながら、全てにおいて完璧な映画。

ファミレスの店長に片想いする女子高生の話。

たぶん、原作漫画のほのかにセクシャルな雰囲気をそのまま映像化すると生々しくなっていただろうけど、そこをうまくアレンジしている。

この映画で大泉洋さん&小松菜奈ちゃんのファンになった単純さよ。

加瀬先輩、非常に苦手なタイプで今日は早送りしてしまったけど、このキャラクターをうまく演じられる磯村勇斗さんは凄い(最近いろんなところで見かける)

 

好きポイントが多いのでいくつか抜粋して紹介。

・控室に入ってきた店長の「そんなんで足りんの?」にときめくあきらの表情

・店長とデートするときの、あきらの頑張りすぎで少しやぼったいデート服

・「俺たちは大人じゃねえよ、同級生だろ」(おじさんたち…)

・あきらちゃんが店長の家でフラれるシーン

・早朝ランニング→校内かけまわるみずきちゃんのシーンとBGM

・「店長、あたしたち友達ですよね」と諸々こらえて涙ぐみながら言うあきら

 

あとは、店長の部屋が「ファミレスの店長もう少しきれいな家住めるでしょ」っていう古さなのもいいよね。

離婚後に、安いとか、勤務先に近いとかで選んでそのまま引っ越す気力も時間もなく住んでる感じの部屋。

でも、案外店長は「この部屋文豪っぽいな」と気に入ってそうでまた良し。

 

それとこの映画に限らないが、映画だと美男美女もたいてい普通の人(もしくは少し目立つ子)として扱われてストーリーが流れていくのがいい。

バラエティーなどでやたら「かっこいい」「かわいい」って言われている俳優さんの姿を見ると、

それはそれで、遠巻きにされているようで寂しくなりそうだなと思って複雑な気持ちになる。当人達はそんなこと気にしてないかもしれないけれど。

 

主題歌のフロントメモリーも、去年からずーっときいている。

ラストシーンから主題歌に入るタイミングが、映画「戦場のメリークリスマス」のラストのMerry Christmas Mr. Lawrenceくらい絶妙。

つくづくこの映画を作ってくれた人たちに感謝して回りたい。

原作もまた読み直したいな。二人が各々、「自分たちが同級生だったら」って想像するシーンが印象深い。

原作の店長のほうが、湿っぽくて感傷的で、男っぽい感じしたな。

 

明日は少し気重な予定があるけれど、なんとかなりそう。

いつもより入念に準備をした。