なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

難儀な、自戒を込めて

ただ好きな有名人の画像を探しているだけなのに、すさまじいルッキズムにあてられて心を消耗する日々よ。Pinterestが唯一の救いか。
「美形が得で不細工は損、馬鹿にされるからきれいになろう」という努力ではいつまでも基本構造は変わらない。ちょうど、少し前に女性が仕事において「男性並み(またはそれ以上)」に認められるために、育児なども抱える中で超人的な努力をしたのに似ている。そうした人たちの努力は素晴らしいもの。非難すべきものではない。しかしそれだけでは問題となっている土台のシステムは変わらない。
そもそもなんで不細工で悪いのか?卑屈にならないといけないのか? 美しくなる努力をする人は素敵だが、それは義務じゃない。私も人間なので美形は好きだけど、その判断基準も個人や国によって異なる。「美形だから許される」「不細工だから許されない」なんてことはなく、美形でも不細工でも悪いことをしたら悪いのでは。
努力すればある程度きれいになれるとか素の自分が美しいとかそういう問題でもなく、「別に不細工でもいいじゃん。風呂入って清潔にしてるし何が悪いの?」と言えれば楽だ。自分の容姿を磨いたり磨かなかったりする自由くらい持たせてほしい。いや、持ちたいし持つ。