なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

大野正人『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』感想

読み終わった。ゆるいイラスト(イラスト担当は死後くんという方)がかわいい。
内容も「天才でもダメだったんだ、じゃあ自分もダメでいいわ」と思わせるものではなくて、失敗の原因や対処法、立ち直り方が書かれていて教育的な配慮を感じる。あとは、例えば与謝野晶子の項目がそうだけど、「失敗と言われている行いは本当に悪いことなのか」というところまで書いてくれるのがいい。内容やルビ、語彙、文章量から考えて「ちょっと本好きな小学生」が読むと楽しめるし、ためになりそう。私はもうとっくに成人しているけれど、子供のときにこういう本を読めていたらより自己肯定感が高まったかなと思った。