なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

分室作りました

最近療養日記を書いていて、映画や本の感想が埋もれそうだなあと思ったので分室を作ってみました。まだはじめましての記事しかないですが、興味ある方はぜひ。 マイペースに更新していきます。 note.com

晴れの日

今日は一転して晴れ。貧血気味だけれど気分は良かった。久しぶりにカフェで甘いものを食べて、糖分を十分とった。家でも摂っているから十分すぎるぐらい。 最近はエッセイなど読みやすい本を読みながら、病気の体験談的な本もつまみつつ、英語の勉強もしてい…

大雨

今日は台風の影響で大雨。朝起きたときは気圧の影響なのか体が重かった。雨がひどくならないうちにと買い物に行ったけれど、店を出たら大雨。最近久しぶりに着た秋服を濡らしながら帰った。 ここ最近は、少しずつ勉強や読書の時間が増えている。今読んでいる…

雨の日

雷の音で目が覚めた。昨日髪をかわかせなくてべたついた感じがして、シャワーを浴びた。今週は電気をつけている時間が少なくて、立ちくらみがするくらい食事をとらないときもあった。でも昨日↓のエッセイ漫画を読んで、少しだけ気が楽になった。今のわたしに…

山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』感想

あまり合わなくて、途中まで読んだ感想。しかし、変な言い方だけど、この2012年の小説をちょっと古いなと感じられたのがうれしくもあった。同著者の『あのこは貴族』(2015年)とテーマは似ていても、だいぶ違う。ここは退屈迎えに来て作者:山内マリコ幻冬舎Am…

イ・ラン(オ・ヨンア訳)『話し足りなかった日』感想

今月はなかなか更新できずにいた。たまたま沢山閲覧していただいた時期があり、逆に更新をためらっていた。べつに気にしなくていいんだけれど、何か有意義なことを書かないといけない気がして。でも今日はようやっと更新。今週のお題「読書の秋」に沿って書…

ボーヴォワールの『第二の性』

書いてほしいことが書いてある感動ととともに、70年以上たっても大して状況が変わっていない悲しさを感じる本を読んでいる。決定版 第二の性〈1〉事実と神話 (新潮文庫)作者:ボーヴォワール新潮社Amazonとくに印象に残ったところをふたつほど。身に覚えがあ…

もうすぐ連休

(なんとなく恥ずかしくなり、少し前の記事を消しました) 最近読んだ、精神科医でザ・フォーク・クルセダーズのメンバーでもある北山修さんの最終講義をまとめた本が良かった。最後の授業――心をみる人たちへ作者:北山 修発売日: 2010/07/22メディア: 単行本…

映画『心の傷を癒すということ 劇場版』感想

先日近くのミニシアターで上映していた『心の傷を癒すということ 劇場版』を見た。ネタバレ(というのか、ドキュメンタリー系の映画だけど)あります。 【公式】『心の傷を癒すということ』1.29公開/本予告 この映画は、阪神大震災の被災者のケアにあたった…

『おカネの切れ目が恋の始まり』シナリオブック感想

今日のアクセス数はなぜかひときわ多かった。休日でもないし、私の好きなものや人が話題になったわけでもなさそうなのに不思議。これを勢いにして久しぶりに更新してみます。カネ恋のシナリオラストまでネタバレあり。火曜ドラマ おカネの切れ目が恋のはじま…

水島宏明編『想像力欠如社会』

色々難しいし、わからないことが多いよなと思いながら過ごしている今日この頃。この本を読んで、わからないなりにこの先も悩み考え続けようと思った。想像力欠如社会作者:水島 宏明 編,水島ゼミ取材班発売日: 2018/03/28メディア: 単行本(ソフトカバー)水…

今村夏子『こちらあみ子』と太宰治『燈籠』

『こちらあみ子』はまだ軽く一回読んだだけなのだけど、感想を書きとめたくてたまらなくなるような作品だった。ネタバレあり。 こちらあみ子 (ちくま文庫)作者:今村夏子発売日: 2017/07/07メディア: Kindle版 『こちらあみ子』は少女あみ子の視点でつづられ…

又吉直樹・武田砂鉄『往復書簡 無目的な思索の応答』感想

この本は、今年読んだ本の中で一番と言っていいくらい(そんなに読書量は多くないが)おもしろく感じて、感想を書きあぐねていた。本には筋書きや内容の面白さのほかに文体の個性などもあり、魅力を伝えるのが難しい。とにかく読んでもらったほうがよいが、…

ダンシングスネイル(生田美保訳)『怠けてるのではなく、充電中です。 昨日も今日も無気力なあなたのための心の充電法』感想

怠けてるのではなく、充電中です。 昨日も今日も無気力なあなたのための心の充電法作者:ダンシングスネイル発売日: 2020/05/30メディア: 単行本(ソフトカバー)『死にたいけどトッポッキは食べたい』のイラストを担当したイラストレーターでエッセイ作家の…

キム・スヒョン『私は私のままで生きることにした』感想

私は私のままで生きることにした 作者:キム スヒョン 発売日: 2019/06/10 メディア: Kindle版 韓国で売れに売れているらしい本。ペク・セヒ『死にたいけどトッポッキは食べたい』を読んだらおすすめに出てきて、最近めげ気味なので買ってみた。 帯の「人と比…

大野正人『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』感想

失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!作者:大野正人発売日: 2018/04/27メディア: Kindle版読み終わった。ゆるいイラスト(イラスト担当は死後くんという方)がかわいい。 内容も「天才でもダメだったんだ、じゃあ自分もダメでいいわ」と思わせるものではなくて…

インドア派の夏

先日買ったKindleのタブレットが、タイムセールで2000円も安くなっているのを見てしまった。今確認したらまだ37時間ぐらい猶予があったので、購入を検討されている方はぜひ。Kindle フロントライト搭載 Wi-Fi 8GB ブラック 広告つき 電子書籍リーダー + Kind…

米原万里『心臓に毛が生えている理由』と、悪夢のお焚き上げ

今日読んでいたのは、ロシア語同時通訳者の米原万里さんのエッセイ。同時通訳のこぼれ話や、ナポレオンの逸話、ロシアの著名な作家の話などが、穏やかでユーモアのある文章でつづられる。心臓に毛が生えている理由 (角川文庫)作者:米原 万里発売日: 2013/05/…

ひたすら本を読んでいた

届いたばかりのKindleのタブレットで読書ばかりしている。最初はスマホに比べて画面が暗いかも、灰色がかっているなと思ったけど慣れてきた。長時間使ってもあんまり目に負担がないように感じる。 それにしても、本の感想を書くのは難しい。映画と違って、元…

映画『はちどり』と『ナチ将校の妻 あるユダヤ人女性55年目の告白』

以下、両方のネタバレあり。 世界各国で50冠以上!韓国映画『はちどり』予告編 映画『はちどり』は、家族の描写がいたたまれないぐらいつらかった。父親がいばっていて家族が我慢している(怒らせると手がつけられないから、あるいは男の人はそういうものだか…

高野悦子『二十歳の原点』

今週末は沢山映画見て本も読んでやると意気込んでいたけど、高野悦子『二十歳の原点』など暗めの作品に触れてくたびれ、今日は何もせず過ごした。二十歳の原点 (新潮文庫)作者:高野 悦子メディア: 文庫高野悦子さんは学生運動のさなか、20歳で自殺した立命館…

サブスクの整理

ふと思い立って、サブスクを整理した。 ネットフリックスとKindle Unlimitedを一旦やめて、アマプラ(月額制)に登録した。気になっていた『少女邂逅』がプライムビデオに入っていたし楽しみだ。ラインスタンププレミアムはやめるつもりだったけど、なんだかん…

ファム・ファタールもの

最近、谷崎潤一郎原作の映画「卍」を見た。少しネタバレあり。【1964年版】卍(まんじ)予告篇展開は二転三転するように見えるけど、谷崎潤一郎的なご都合主義に満ちていて、彼の作品を読んだことがある人なら予想できる結末に至る。登場人物たちがファム・…

「世間というのは、君じゃないか」

太宰治「人間失格」の「世間というのは、君じゃないか」というフレーズがいつも頭の片隅にある。続く「それは世間が、ゆるさない」「世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?」という言葉は、今でも通用するなあと思うことがよくある。私が許さない…

「愛を優しい力と見くびったところから生活の誤謬は始まる」

タイトルは有島武郎の「惜みなく愛は奪う」から。心に突き刺さるようなフレーズだ。www.aozora.gr.jp「愛は優しい心に宿り易くはある。然し愛そのものは優しいものではない。それは烈しい容赦のない力だ。それが人間の生活に赤裸のまま現われては、却って生…

せきしろ・又吉直樹『蕎麦湯が来ない』Kindleにあるんかい

今、タイトルのとおりの気持ち。せきしろ・又吉直樹著『蕎麦湯が来ない』を予約注文していて、明日届く予定。発売日より遅くなるんなら本屋で買えばよかったな〜と思いつつKindle見たら電子版もあった。私が大富豪なら、届くのを待てずにこっちも買っていた…

ルーピンとトンクス

昨日に引き続き『ハリー・ポッター大事典Ⅱ』をぺらぺらめくっていたら、今更ルーピン&トンクスカップルの良さに気づいた。映画ではこの夫婦のシーンって少なかったけど、原作だとそれなりに結婚までの経緯が書かれていたんだった。 ニンファドーラ・トンクス…

ハリー・ポッター

最近、自分の中でハリー・ポッターが再びブームになりつつある。ファンタスティック・ビーストの2作目はまだ途中までしか見ていないけど。ハリー・ポッター大事典II ~1巻から7巻までを読むために~作者:寺島 久美子出版社/メーカー: 原書房発売日: 2008/04/15…

映画『帰ってきたヒトラー』感想

※小説・映画『帰ってきたヒトラー』のネタバレあります。 ようやく見た、映画版『帰ってきたヒトラー』。原作の小説はだいぶ前に読んでいたのに、なかなか見るチャンスがなかった。原作とは違う面白さがあり、見て良かった。原作は「ヒトラーが現代にタイム…

前向きになったという話

少しばかり人付き合いが面倒になって、恋人に対しても、どうせわかってもらえないと捨て鉢になっていた。勝手に相手に失望して諦めかけていたけれど、まだ気がかりなことについて話し合ってもいなかった。反省した。最初はしばらく時間をおいて、恋人とは話…