なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

食べる

暑い。去年より涼しかった7月が終わって、いよいよ夏本番という感じだ。
これから夏バテになるのかもしれないけど、今のところ食欲は有り余っている。家にお菓子があるとつい食べるので、家族にはあまり買わないでほしい。でもやっぱり、家に帰って新しいお菓子があると瞬間的に「ラッキー!」って思ってしまう。小学生か。
……いや、小学生のときはかえって冷蔵庫やお菓子の棚を気軽に開けなかったような覚えがある。なんとなく、そこは親の領域で、自分は触っちゃいけない気がして。親が特別に厳しかったわけではない。むしろ、怒られた記憶は数えるほどしかない。それ自体、怒られた回数が少ないから覚えているのだと思う。ただ、子供のときは今よりもずっと人の顔色をうかがっていたから、「普段触らない所を触って怒られたら嫌だ」という恐怖心があったのかもしれない。
中学・高校になるとずいぶん無神経になって、氷をぼりぼり食べていた。最近知ったけど、氷食症という病気があるらしい。wikiの「氷食症」のページによると、1日に製氷皿1皿以上食べる者という定義があるそう。さすがにそこまではなかったけど、とにかく氷を美味しいチョコレートみたいに食べていた。今思うと不思議だ。
いつまで食べていたのだろうか。大学に入ってもしばらくは、コップに残った氷を全部食べていたような。さすがに氷を冷凍庫から取り出して食べる時期は終わっていたが。どういう時期なんだ。思春期?氷河期?とにかく、いつの間にか治ってよかった。
またいつか、氷を食べ始めるかもしれない。