なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

夢見る話 宇多田ヒカルの「サングラス」

だいたい夢想的なので自分でもそれが可笑しかったり友達に笑われたりする。それで思い出したんだけど、宇多田ヒカルの「サングラス」という曲が昔から好き。 この曲、月並みに言えば「運命の出会い」を信じるという内容だろうけど、宇多田ヒカルが書くとやっぱり一味違う。

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全体的に静かな曲調で、「密かに許し合う約束を交わしたはずの誰かが私にもいる」「こころにかざし合う影だけでふれ合える誰かが私にもいる」、そんな人に「今日めぐり逢う」と歌っている。たとえば約束をかわすというのは普通知っているもの同士でしかできないことだけど、この曲では実際にその人に出会っているわけではない。でも、そういう人がどこかにいると確信を持って信じている。あるいは強く望んでいる。
「どこかに通じ合う人がいて 差し伸べるその手が空いてるうちに きっと見つけ出す」という歌詞も好き。でもこの曲が書かれたのはだいぶ昔なんだよなー。書いた本人は、今もそういう運命を信じてるのかな。そもそも昔信じていたとも限らないけど、信じていてほしいなと勝手に思う。