なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

「ヒトラーの野望 人々は民族の復興を掲げたナチス・ドイツに未来を託した」(『映像の世紀』)感想

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8月31日までの公開ということで、急いで視聴。第一次大戦終戦から、第二次大戦が始まるまでの戦間期の話。

ドイツのドキュメンタリーは結構見ているので、ナチスの映像に目新しいものはあまりなかったけど、外国のファシズム運動の映像は初見だった。アメリカやフランス、イギリスといったファシストが中心的な勢力にならなかった国での運動の記録はおもしろい。とくにアメリカで開かれたファシスト集会の映像は印象に残った。抗議の意を示すため演説台に向かっていったユダヤ人青年が捕らえられ、ファシスト団体の人たちから殴られていた。アメリカにはドイツ系の人たちがかなりいたと思うし、少数派の運動とはいえそれなりの規模だったのだろう。