なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

映画『フランシス・ハ』・『セトウツミ』感想

※途中、『フランシス・ハ』と『セトウツミ』のネタバレ少しあり。

始めた頃に比べてアクセス数が増えた。 最近では、『スウィング・キッズ』の記事も読んでもらえているみたいでうれしい。ギョンス効果なのかな?と思ってよく読まれている記事を見ると、なぜか「健忘録なのか備忘録なのか」というだいぶ前の記事が上位になっていた。やっぱりどっちなのか気になる人が沢山いるんだろうか。繰り返しになるけど、正しいのは備忘録らしい。

少し前に見た映画の感想を遅ればせながら書く。

・『フランシス・ハ』


映画『フランシス・ハ』予告編

27歳のフランシスは、伸び悩んでいるダンサー。ルームシェアしていた親友は婚約者に付き添って日本に引っ越し、知人の家に行けば仕事や子供の話についていけず気まずい思いをする。最後は酔っ払って愚痴をこぼしてきた親友と仲直りしたり、今まで嫌がっていた裏方の仕事を始めたりして少し前に進んだフランシスでした…という話。

ちょうど主人公と同年代だしわりとふらふらした生活を送っているので、ところどころ共感できすぎてつらかった。でも思ったよりも前向きな映画というか、全体的にユーモラスで優しい雰囲気が漂っていてよかった。ラストも、「恋人もできてダンサーとしても大役に抜擢されて超ハッピー!」じゃなくて、現実的な着地なのがいい。

同じノア・バームバック監督の『マリッジ・ストーリー』や、グレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』と比べて、個人的にはこの作品が一番好きだな。 そして今知ったけど、ノア・バームバッククレタ・ガーウィグって長い間付き合ってて子供もいるんだね。バームバックが俳優ばりの雰囲気ある渋い美男だったのも驚いた。

・『セトウツミ』


映画『セトウツミ』予告編

高校生の瀬戸くん(明るいバカ)と内海くん(暗い優等生)が関西弁でだらだら雑談するほのぼの映画。

原作ファンだったから楽しめたけど、映画から入った人はどう感じたんだろう。映画館で見るとちょっと物足りない感じがしそう。私はネットフリックスつけて皿洗いながら見ました。内海くんの声と喋り方がピースの又吉さんみたいで心地よかった。夏休みにちょっとテンション上がってる内海くんがかわいかった。あと、樫村さんは原作の漫画だともうちょっとどぎつい性格だった気もするけど、映画版は映画版でかわいかった。俳優さんはそれぞれはまり役だったと思う。