なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

立原道造とBGM

人から立原道造の詩集をもらい、この週末にこつこつ読んでいた。1914年に生まれて1939年に若くして亡くなった彼の詩はどこかひんやりとした質感で、山奥を流れる水のような静謐さがある。別れや哀しみ、忘却を扱ったものが多いけど、陰鬱でどろどろした印象はない。

立原道造詩集 (ハルキ文庫)

立原道造詩集 (ハルキ文庫)

  • 作者:立原 道造
  • 発売日: 2003/12/01
  • メディア: 文庫
 

 「落葉林で」と「天の誘ひ」と「午後に」がお気に入り。「天の誘ひ」の「人は誰でもがいつもよい大人になるとは限らないのだ。美しかつたすべてを花びらに埋めつくして、霧に溶けて。さやうなら」が特に良い。「日課」みたいに本人の生活が見えてくるような作品も好き。

詩集を読んでいる間いろんな曲をかけていて、個人的にしっくり来たのはこの2曲。

Cats & Dogs (feat. カネコアヤノ)

Cats & Dogs (feat. カネコアヤノ)

  • KID FRESINO
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

誰にも言わない

誰にも言わない

  • provided courtesy of iTunes