なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

秋晴れ

だんだん涼しくなってきて良い。 三連休の間に、映画「君に届け」と「恋妻家宮本」を見た。どちらもキャストの魅力はあったけど、映画自体が面白かったかというと微妙だった。以下ややネタバレあります。 「君に届け」のほうは、原作を読んでいたからまだ良かったけど、映画だけ見た人は楽しめるんだろうか。原作が長編だから切り取り方が難しいのはわかるけど、井浦新さん演じる担任の先生がただのがさつな人物になってて気の毒だった。ひたすら三浦春馬くんと多部ちゃんがかわいい映画だった。あまり続きが気になってハラハラする内容ではないので、2時間ちょっとを見終わるのに2日かかった。あとエンディングテーマが、ファンの方には申し訳ないけど、ジャルジャルのコントで福徳さんが歌っていそうな雰囲気を醸し出していた。


映画「君に届け」「予告編」

「恋妻家宮本」のほうは、後半があまり楽しめなかった。息子が独立して、夫婦二人だけの生活が始まった矢先に妻が隠した離婚届を見つけてしまうという入りは面白かったし狼狽える阿部寛さんの演技も良かった。ついでに若い頃の宮本夫妻を演じたのが映画「百瀬、こっちを向いて。」の二人で、「こっちの映画では結婚できたんだ!」と勝手に喜んだ。でも所々台詞や演出が古い感じがして乗れなかった。エンディングの皆が歌う演出も、連ドラの最終回で登場人物にかなり愛着がわいた状態で見て初めて楽しめるような演出というか……。ただ、感動のシーンになるはずの場面で何度もアクシデントが起こってかっこつかない宮本夫妻には和んだ。妻役の天海祐希さんも、専業主婦の役してるの見たことなくて新鮮。意外とはまっていた。


阿部寛&天海祐希が夫婦役 映画「恋妻家宮本」予告編


『恋妻家宮本』映画オリジナル特報

よく考えると、厭世的な気分で見たから乗れなかっただけで、もう少しハートフルな気分で見たら面白かったのかもしれない。そんな気分の日があるのかわからないけど。次は久しぶりに洋画を見たい。