なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

時々聞きたくなる

時々、自分の中で大切にしている過去の光景を引っ張り出してきては感慨にひたる。そしてその記憶に出てくる人に、覚えているかどうか、どんな気持ちだったか尋ねたくなる。私にとって大事なだけで、相手にとっては何にもない場面かもしれない。でもできれば同じ場面を思い出して、感傷的になる瞬間があってほしい。
逆に、大切にしている記憶の中に私が出てくると教えてもらえたら、とてもうれしいだろうなあ。恥ずかしいぐらい人にかまってほしい気持ちをこらえながら生きているからかな。
なんでもない会話や、今はない「いつもの光景」や、そのときの気温とか、そんなものを掘り起こしては、またすぐ出せる場所に片付けておく。