ネットフリックスでなんとなく『ダイアナ妃の告白』を見始めた。ネタバレ？あり。まだ途中までしか見ていないけど、合間に流れる当時のニュース(と思われる)の音声がコテコテの女性蔑視とプライバシー侵害に満ちていてかなりきつい。
時の皇太子と付き合っているというだけで、「男爵である父親はダイアナが純潔だと言っている」「19歳というのは安心材料、元カレが新聞社にネタを売らないから」「幼稚園の先生をやっているのは時間稼ぎ」「出産を考えれば彼女の若さには価値がある」などと公に寸評されるなんて、ひどい話だ。散々騒ぎ立てられたうえ、結婚生活は早々に破綻していたというのはあまりにも悲しい。最近の王室離脱をめぐるバッシングを見ると、前進していないのは王室よりもむしろ一般社会なのかもしれないなとか、こういう陰の部分のドキュメンタリーが表に出るだけまだマシと思ってしまうとか、色んな感想が出てくるけど……。見るのを断念しそうなドキュメンタリー。
