なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

「世間というのは、君じゃないか」

太宰治人間失格」の「世間というのは、君じゃないか」というフレーズがいつも頭の片隅にある。続く「それは世間が、ゆるさない」「世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?」という言葉は、今でも通用するなあと思うことがよくある。私が許さないというより、世間が許さないのほうがもっともらしく聞こえるからなんとなく使ってしまいそうになる。世間も私も許していないことももちろんあるけど。
それと似ていると思うのが、「人は皆〜」「女(男)は〜」といった言葉。今日、「人って結局自分勝手なんだ」と思ったが、よく考えると私が自分勝手なだけだった。