なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

髪が伸びている

最近、これまでの私ならしなかったであろう行動に出て、あとからとても怖くなった。
私は自分自身のためならこんなに人に冷たくできるのかと驚いたし、「もしかしたらこんな人が何かのはずみで重大な犯罪を犯すのかもしれない」とすら思った。要は恋人と別れたのだけど、別れ前後の私は本当に平静を失っていた。相手はあくまでも私を尊重したまま別れようとしてくれたから、自分の身勝手さを痛感した。
ただ、過去の自分よりも成長したと感じる部分もあった。こんなふうに反省を積み重ねながら、少しずつより良く生きられるようになっていくのかな。そうだといいな。うじうじしていても過去の事実はなくならないから、ゆっくり前に進みたい。多くの人が出会いや別れを経験しているのを知っているし、人の恋愛には知ったふうな顔でアドバイスするけど、自分のこととなると一大事。難しい。
ここ数日、スガシカオの「8月のセレナーデ」の歌詞をよく思い出していた。
「もしも君がいなくなってしまったら たとえば猫や芋虫になってしまったら メソメソと泣くよ でもそのうち都合のいいネタにしてしまうかも」という歌詞が冒頭にある。人の心の中にある残酷さをさらっと書いているのが凄いなと思う。しかも意外と「ねえだから今日は散歩に行こう 誰もいない夜の街」と前向きな着地をしている。この曲本当にいいな。


Suga Shikao / August Serenade(with English subtitle)