なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

宇多田ヒカル『BADモード』

戦争が始まり、その情報が現代的なスピードで流れてくるなかで案の定鬱々としている。自分の日常生活でも難しいことが多々あり、焦燥感を持ちながら過ごした2月だった。
そんななかで、1月の配信からずっと『BADモード』をよく聴いている。お気に入りの新曲は「BADモード」と「気分じゃないの(Not In The Mood)」と「キレイな人(Find Love)」。先に配信されていたシングルは言わずもがなに好きな曲ばかり。
「BADモード」は、曲名から予想するよりずっとポップ。メール無視してUber eatsたのんでだらだらしよって勧める歌詞を聴くたびにほっとする。
「気分じゃないの」は聴いていると情景が思い浮かんでくる感じで、自然と涙が出る。
「キレイな人」は、資生堂CMのタイアップ曲の日本語ver.で「もういい女のふりする必要ない 自分の幸せ自分以外の誰にもゆだねない」って言い切って「キレイな人」を再定義するというか、自分で決めている歌詞がかっこいい。「歪な自分に優しくできない そんな日もあるし真っ直ぐには伸びないのがLife」という歌詞が身にしみる。
音楽が日々の支えになることってあるなあとつくづく感じている。