なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

東京事変「仏だけ徒歩」

以前「緑酒」について書いた記事でもわかるように、東京事変には複雑な想いを抱いていて、それでもやっぱり好きで今回も新曲を早速聴いた。

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結論から言うととっても好きな曲だった。宗教や歴史に絡む歌詞(水曜日のカンパネラの「シャクシャイン」も広義ではそうか)って当事者やその周囲の人はどうとらえるんだろうと思いつつ。軽快な曲で言葉遊びの要素がたくさんあって、なんとなく東京事変らしいというか、少し前の椎名林檎っぽい曲。


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「ねえどっこい生きている」という歌詞がとにかく好き。直前の「氷河期世代ならまだ早いだろう、とか言われたかないね 何十年もよく無事耐え続けたじゃん」の部分も好き。氷河期世代ではないんだけど、色んなことがあって、ここ最近はコロナ禍のなかで細々幸せだったり悲しんだりしてる自分はまさに「ねえどっこい生きている」よなってしっくり来た。

もうニルヴァーナか、っていう終わり方もまた気持ちいい。この遊びの要素が強い、サブカルチャー的な雰囲気が東京事変(もしくは少し前の椎名林檎)らしいと感じる理由なのかな。

リリースされてからずっと聴いている。思いっきり元気づけるような曲じゃないはずなのにやってやろうって気になれる。