なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

一見


『クィア・アイ in Japan!』予告編 - Netflix


ネットフリックスで「クィア・アイ in Japan!」を見た。4話ともよかった。ネタバレあり。

クィア・アイ」は、5人のゲイ男性「ファブ5」がファッションやヘアメイク等各担当に分かれて、自分の魅力をあんまり発揮できていない一般の人をサポートする番組。
ネットでたびたび良い評判を聞いていたけど、私は斜に構えて「外国の話だし、日本とはまた事情が違うよ」「ダサい人をプロデュース系の番組って明るすぎて抵抗ある」と見ないままだった。日本版があると知って軽い気持ちで見たら、まんまとはまった。ファブ5の人たちが、本人の気持ちや性格に合わせてアドバイスしているのがとても良かった。
とくに2話の寛さんや、3話の香衣さんは心の傷がかなり大きい印象があったけど、始めと終わりで別人のように変わっていた。
2話の寛さんはゲイで、イギリスやカナダでは自分らしく振る舞えたけど、日本では失礼な質問をされたり、のけ者にされたりすると悩んでいた。そんな彼に、ヘアメイク担当のジョナサンが「こんな良い男が社会に屈しちゃ駄目」「自分が生まれた社会がゲイを排除することを受け入れないのは、立派な決断」「社会が認めなくても心の中で自分を誇って」と言い切っていたのが印象的だった。「心の持ちよう」と励ますだけでなく、寛さんが持っている社会への問題意識も大事にしつつ、日本で過ごせるようなアドバイスをしているのを感じた。
3話の香衣さんは、過去のいじめなどが原因で自信を持てずに、家族からもあまり好かれていないと思って自虐的になっている人。お母さんが時々香衣さんに厳しい言葉をかけることがあり、それにファブ5が気づいて二人の会話の機会を作っていた。誰も悪者にすることなく、上手に話し合いの場を設けていて素晴らしかった……。なかなか家族だけではできないことだと思う。タンさんが露出に抵抗のある香衣さんの気持ちを尊重しながら服をコーディネートしたのも素敵だった。
元のクィア・アイシリーズも見よう。