なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

ちゃんと休んでいます

先日会社を休んだ話を書いた。結局翌日も会社に行けず、連日病院に行った。
言い回しがヒューマン物の映画みたいな院長に、引き続き診てもらう。2日仕事に行けなかったこと、これまで何年も一進一退でしのいできたこと、朝着替えまでしたのに涙が止まらなくて出勤できなかったこと。色々考慮して、もう休むしかないだろうなあとか、病名も聞く必要があると思った。でも、実際に病院に行くとはっきりと言い出せない。前日にも病名を聞くのが怖いか聞かれて、怖いので聞くのをやめた。
でも、そんな人を何人も見てきているらしいおじいさん医師にはバレていて、「拒否してるのは体ですか、心ですか」と聞かれた。どちらかわからないけど、涙が出ると答えると、「吐き気とかは、体の拒否反応です。涙なら心です」と言われた。「どのぐらい休みましょうか」と休養のための診断書を書かれた。好きなことしていいですよ、風呂なんて入らなくてもいい、バカンスだと思って。でも食べ物は食べたほうがいい。だんだん動きたくなるから、と言われて涙が出た。
家庭環境が複雑な中で就職も遅くなって、「今度こそ私がちゃんとしなきゃ」と思っていたと話すと、「必要なときに休むのは、ちゃんとしてないわけじゃないですよ」と返された。消耗しきっているんだから休みなさいと言われて、また泣いた。
言われてみれば、こんなにすぐ涙が出て、何日も前にあげた洗濯物が部屋に転がっていて、お風呂も化粧も洗顔も一苦労で大丈夫なわけがなかった。実際、休み始めたらびっくりするぐらい眠っている。悪夢は見るけれど。
そういうわけで、不安はあるけど、これまでのなかで一番ちゃんと休んでいます。