なんの変哲もない日

この田舎の犬は都会で死ぬかもしらん

前向きになったという話

少しばかり人付き合いが面倒になって、恋人に対しても、どうせわかってもらえないと捨て鉢になっていた。勝手に相手に失望して諦めかけていたけれど、まだ気がかりなことについて話し合ってもいなかった。反省した。最初はしばらく時間をおいて、恋人とは話…

夜を乗り越える

バタバタしていて、数日更新できなかった。久しぶりに友達と沢山お酒を飲んで話す機会があり、楽しかった。当たり前だけど、人の数だけ違った喜びや悲しみ、怒りがあるのだとつくづく感じた。自殺のニュースを見るたび、ピースの又吉さんの本『夜を乗り越え…

楽しく生活したいけど怒りも大事

秋の服を新調しようか考えるこの頃。今日は雨だったから大人しく帰った。どうも気持ちがおさえられなくて、ソルリの話や、それに関連して考えたことを書く。自殺や性差別の話が出てくるので、気持ちが比較的落ち着いている方に読んでもらえれば。書いている…

やっとのことで

※ドラマ「片思い~秘密の恋心~」のネタバレあり この間投稿してなかった記事を載せる。中国のドラマを見たのが初めてで、画像検索に手間取ったけどPinterestでそこそこ集まった。はまってるドラマのオフショットを見つけると、胸がきゅっとなるくらいうれし…

大家さんと僕 これから

※『大家さんと僕 これから』と、『「大家さんと僕」と僕』の感想あります。昨日、更新するのを忘れてしまった。ぼうっとしている間に、f(x)のメンバーはクリスタル以外全員SMを辞めていた。契約期間や今までのf(x)の処遇を考えると自然なこととも思える。寂…

消え去る

長文で書いたブログの下書きがうまく保存できていなかった……。へこむ。「韓国現代文学特集 : イ・ラン インタビュー “できるだけ具体的に話すこと” / The power of “K” literature Issue : Interview with Lang Lee」(2019年) https://www.neol.jp/culture/7…

思考の断片

以前ピースの又吉さんのエッセイを読んだときに、印象に残った話がある。又吉さんが太宰治の小説(たしか『人間失格』)を読み、自分以外にも頭の中で延々しゃべっている人がいるんだとうれしくなった体験がつづられていた。この話自体、少しわかるような気…

『何もかも憂鬱な夜に』

昨日書いたとおり、中村文則著『何もかも憂鬱な夜に』を読んだ。2009年に単行本が刊行されたそう。私が読んだのは集英社文庫版で、解説がピース又吉さんなのがうれしい。 ネタバレあります。何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)作者: 中村文則出版社/メーカー: …

向いていない?

イ・ラン著『悲しくてかっこいい人』の余韻もそこそこに、中村文則著『去年の冬、きみと別れ』を読んだ。今までのドキュメンタリー映画などに比べて、「ネタバレあります!」と書いて違和感がない作品。去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)作者: 中村文則出版…

気が合うとか似てるとか

イ・ラン『悲しくてかっこいい人』(2018年)をもうすぐ読み終わる。 私は彼女をよく知らなかったのだけれど、1986年生まれで、シンガーソングライターで、映像作家で、漫画家で、エッセイストでもある(巻末紹介より)。そんな多才なイさんのエッセイ。悲しくて…

7月31日

今日は7月最終日。7月31日といえば、ハリー・ポッターの誕生日。おめでとうハリー。 ハリーは1980年生まれらしいので、2019年には39歳。アラフォーだったのか。以前、魔法界はマグルに比べてかなりアナログなのかなと思っていた。でも賢者の石で1991年なら、…

お守りにしたい本

一週間が始まった。月曜日から、金曜日気分なのはなぜだろう?早すぎる週末気分だ。以下、『〆切本2』と、『私たちにはことばが必要だ―フェミニストは黙らない』の感想あります。と言っても、ネタバレという言葉が適切なのか微妙だ。どちらの本に出てくる出…

書くことを学ぶ

いま、前田安正著『マジ文章書けないんだけど』(大和書房、2017年)を読んでいる。とても勉強になる。タイトルが印象的で何度か書店や図書館で見かけた覚えがあった。「マジ文章書けない、というほどではないな」と思って素通りしていたけれど、読んでみると…

生命に関するあれこれを考える

小林亜津子『はじめて学ぶ生命倫理―「いのち」は誰が決めるのか』(2011年)を読んだのでその感想を。著者の小林氏は、始めに「教える」教科書ではなく、「いのちの決定」について考える場を提供したいと書いている。その宣言通り、生命倫理の様々な問題につ…

記憶を集める

ラインハルト・カイザー編著、鈴木仁子訳『インゲへの手紙―ある真実の愛の記録』(1998年)を読んだ。ボローニャで偶然出会ったユダヤ系ドイツ人のルドルフと、スウェーデン人インゲの恋愛を著者がひもとく。訳者あとがきには、著者のカイザーが自身を著者で…

そうか、そうか、つまり君はそんな奴なんだな

不機嫌になったときや、投げやりな気持ちになったときに「幸せではないが、もういい」という言葉をよく思い出す。オーストリアの作家ペーター・ハントケの著書のタイトル。何年も前に読んだけれど、内容はほとんど忘れてしまった。Wikiに載っている、母親の…

ブックレビューを読んで読了した気になる

気重な予定が一通り終わった。 これからまた忙しくなるけれど、一個一個やっていこう。又吉さんの『第2図書館補佐』の2周目が終わった。 休憩中に読んで吹き出してしまってかなり恥ずかしかった。聞こえていないことを祈る。大事な予定が終わって安心したら…